ラスト・ポエム(三月の水)

誰がやってもダメなことがある。それが第一部の「事実」。第二部は「それではどうするか」。それが進歩的知識人からのアドバイスだったが、これまでは、それらがことごとく失敗して来たのが現実であった。さて、われわれの第三部は、――

 

[#地から1字上げ](腹案)

 

 

共産党の論理、社民党の論理、それらをすべて引いた後に残った「沖縄」が、司馬さんから受け継ぐであろう、われわれに固有の沖縄問題である。

 

[#地から1字上げ](日本史・桐島里菜

 

 

三月の水(Aguas De Marco

 

それは木 それは石 それは道の終わり

とり残された切り株 ちょっと孤独

ガラスのかけら それは命 それは太陽

それは夜 それは死 わな 釣り針

野原のペローバ樹 木のこぶ

カインガー樹 ランプ 野生の梨

風の材木 崖くずれ

それは深い神秘 たとえどう思おうとも

それは吹いている風 それは坂の終わり

家の骨組み 空虚さ 棟上の祭り

それは降っている雨 岸辺の会話

それは三月の流れの中に それは仕事の終わり

それは足 それは道 それは道中

手中の小鳥 ぱちんこの石

空の鳥 地上の鳥

小川 泉 パンのかけら

井戸の底 道の終わり

顔にある不快さ ちょっと孤独

とげ くぎ 刃先 点

はねる雨だれ 計算 お話

魚 ジェスチャー 輝いている銀

夜明けの光 運ばれてくるレンガ

薪 昼 山路の終わり

地酒のびん 道に寝そべること

家の計画 ベッドの中のからだ

故障した自動車 ぬかるみ 粘土

踏切り 橋 ひき蛙 アマガエル

朝の光に残された森

それは夏の幕を閉じる三月の流れ

きみの心の中の人生の約束

 

それは木 それは石 それは道の終わり

枠とり残された切り株 ちょっと孤独

それは蛇 それは木 ジョアン ジョゼ

手にささったトゲ 足の切り傷

それは夏の幕を閉じる三月の流れ

きみの心の中の人生の約束

それは木 それは石 それは道の終わり

とり残された切り株 ちょっと孤独

踏切り 橋 ひき蛙 アマガエル

美しい地平線 三日熱

それは夏の幕を閉じる三月の流れ

きみの心の中の人生の約束

 

[#地から1字上げ](ナラ・レオン

 

 

My Heart Will Go On(Celine Dion

 

高まる心臓が

いつも座礁する

その場所へと

毎夜、夢に見ていた――

 

われわれ(us)との距離

アメリカ(US)との距離

明日の朝の、君との距離

 

近いは、どこに?

遠いは、だれに?

 

扉をONにしても深まるばかり

有働さんに聴かせたい歌がある(エンドレスリピート)

 

Love was when I loved you

One true time I hold to

In my life we'll always go on

 

忘れられない、たったひとつの真実の時

生きている限り、この愛を育てよう(かなり意訳?)

 

沈む身体とは知りながら

心臓だけは

その場所を目指して

高まっていく

 

採れ立てでもない

新鮮でもない

多分、美人でもないのだろう

 

不許不は、ゾルレン

不可不はミュッセン

遠い、存在はザイン

 

We'll stay forever this way

You are safe in my heart

And my heart will go on and on

 

底にいても、いつまでも

そのやり方は変えないだろう

高鳴る胸を、止めることはできないだろう

 

[#地から1字上げ](われわれの詩学

 

 

「胡散臭い凡人の会」

 

風説かもしれないが、ベネディクトの名著『菊と刀』は、天皇制を維持するという、戦後、アメリカ軍の占領政策の指針になったとも聞く。加藤周一氏は最後の言葉で敵を知れと言っているが、この場合は、敵を誤解することで、かえって敵を過大評価することになり、結果としては、65年間の平和をもたらしたことになる。はたして、これは、ミルの言う、満足した豚なのか。進歩的知識人はいつも正しいが、歴史は正しくは進歩しない、というのが真理であるのか。今もって、沖縄は、われわれにとって思想であるが、横尾忠則氏曰く、思想だけではデザインは描けても絵は描けない。哲学が無ければ絵にはならない、と。

 

外国の部隊であれ、自国政府の文民統制が機能しない軍隊がいるということは侵略かあるいは占領されていると同義であるだろう。ただ、同一かどうかはわからない。当時、私が学んだフレーゲのジンとベトイトゥングの違いであるが、現在の学問においては、彼のこの理論は少し妖しくなっているらしい。けれども、ナチスの芸術や社会主義国家の芸術についての美学的な評価は、今でも厳然たる定説として、下らないままであると思われる。

 

司馬さんによれば、朝鮮戦争の時、北の兵士は南の住民に対して同じ民族とは思えない酷い行いを働いたと韓国の街道を行った時、聞いたという。柳田國男は、今回のアメリカ軍の占領ほど、寛大な政策は、これまでの自国の歴史には無かったという。柳田によれば、日本史における国内戦争の場合、敗者はことごとく酷い仕打ちを受けて、没落することを運命づけられたという。確かに、古くは源平の合戦から戦国時代、最近では戊辰戦争など、探せば柳田の言う、日本人の悲惨な敗者の例は幾らでもある。

 

どちらも当時を直接知るものの証言である。

 

三好達治萩原朔太郎への手紙の中で日本の詩歌は朗読されることでことごとく台無しになると言っている。それはどんな上手い俳優による朗読によっても同様であると言う。けれども、外国語の場合は別で、フランスの詩などは、日本人が下手に朗読したのでも聴くことに耐えることができる、これは一体どういうわけなのかと疑問を投げ掛けている。別のところでは、レコードになった北原白秋の童謡にまでケチを付けていたと思う。

 

[#地から1字上げ](2010年)

 

 

先生、これは日記ですね。でも、カッスーには聞かせられないな。

諸君、ポエム書いてても変わらねーぞ。原口が…(ムネオハウス

 

AMK「この投稿どうなん?」

FCH「あたいは〇〇んされないよ」

EGY「開けちゃう、開けちゃう?」

FHK「Alex?」

KO金「石丸と玉木にだまされるな」

宮崎駿「日本人は忘れてはいけない」(つづく)

 

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山之内すず(23) おば茶ま、ヤバイ!

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上川外務大臣(茶) 日本の若い衆、モアベターよ。