阿賀に生きる(ラッシュ上映)

名月の花かと見えて綿畠 芭蕉

 

[#地から1字上げ](蕎麦はまだ花でもてなす山路かな――芭蕉

 

わたしは第三者と一人の女を共有することに不平を持たない。しかし第三者が幸か不幸かこう云う事実を知らずにいる時、何か急にその女に憎悪を感ずるのを常としている。

 

 

わたしは第三者と一人の女を共有することに不平を持たない。しかしそれは第三者と全然見ず知らずの間がらであるか、或は極く疎遠の間がらであるか、どちらかであることを条件としている。

 

 

わたしは第三者を愛する為に夫の目を偸んでいる女にはやはり恋愛を感じないことはない。しかし第三者を愛する為に子供を顧みない女には満身の憎悪を感じている。

 

 

わたしは三十にならぬ前に或女を愛していた。その女は或時わたしに言った。――「あなたの奥さんにすまない。」わたしは格別わたしの妻に済まないと思っていた訣ではなかった。が、妙にこの言葉はわたしの心に滲み渡った。わたしは正直にこう思った。――「或はこの女にもすまないのかも知れない。」わたしは未だにこの女にだけは優しい心もちを感じている。

 

[#地から1字上げ](わたし、縮約)

[#地から1字上げ](侏儒の言葉

 

先生、意味がわからないのですが、伝記作者であればわかるのですか。

 

諸君、はっきり言う、芥川は自分も浮気をしていたが、どこかで、文夫人も浮気をしていると疑っていた。もっとも、それは事実ではなく、単なる芥川の被害妄想だったかもしれないが、芥川がそう考えていたと思われる痕跡は、彼の晩年の作品の中には明らかである。

 

[#地から1字上げ](われわれの詩学

[#地から1字上げ](ニッポン、チャチャチャ)

 

自分でもどう変化するかわからない。

 

[#地から1字上げ](美しき哉、二一歳)

[#地から1字上げ](バレーボール日本代表岩坂名奈選手)

 

先生、とりあえず、われわれの「二十歳の原点」はラッシュ上映ですが、恥ずかしながら、これからの政権交代にとって、どんな意味があるのですか。

 

諸君、あの美人公設秘書に聞け!

 

[#地から1字上げ](高野三郎「失格者の弁」)

 

おお! おれたちの骨は、愛に充ちた新たなる肉体を身にまとう。

 

[#地から1字上げ](ランボー、丈高い美の一存在、野村喜和男訳)